このような症状があれば、当診療科を一度ご受診ください

消化器内科

腹痛、胃の痛み、胃もたれ、胸痛、胸やけ、酸っぱい物が込み上げる(呑酸)、嘔吐・吐き気、食欲不振、腹部膨満感、下痢、便秘、下血、血便 など

当診療科で扱う主な疾患

逆流性食道炎

胃の内容物や胃液などが食道へ逆流してしまうことで、食道粘膜が損傷を受けることで、様々な症状がみられている状態を逆流性食道炎といいます。
逆流性食道炎の症状として胸やけ、酸っぱいものがこみ上げる、喉につかえや違和感、咳(特に夜間就寝時)、声のかすれなどがみられます。
原因としては、高脂肪食の過剰摂取、カフェインの摂り過ぎ、喫煙、ストレス、ウエストをきつく締めすぎるといったことが挙げられます。

慢性胃炎

胃の粘膜で慢性的に炎症が起きている状態です。
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染、暴飲暴食、ストレスなどが原因で起こります。
無症状のことも多いですが、胃部の不快感、腹痛、吐き気、下痢などの便通異常をきたすこともあります。

胃がん

胃粘膜に発生する悪性腫瘍が胃がんです。発症の原因としては、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)による長期的な感染をはじめ、喫煙、食事での塩分の過剰摂取などが挙げられます。

発症初期から何らかの症状が出ることは少ないです。病状が進行するにつれて、胃に痛みや不快感、胸やけ、食欲不振、嘔吐・吐き気、血便やタール便などが現れるようになります。

胃がんは、早期に発見し、治療に努めることができれば予後は良いとされています。自覚症状がない間に発見されるケースとしては、胃カメラによる検査で見つかることが少なくないです。胃がんは中高年世代から発症率が上昇します。これまで胃に何の症状もなかったという方でも、40歳を過ぎたら定期的に胃カメラによる検査を受けられることをお勧めします。

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胃・十二指腸潰瘍

胃もしくは十二指腸の粘膜が何らかの原因で損傷し、潰瘍が起きている状態をいいます。発症の要因の多くは、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染とされていますが、薬剤(NSAIDs)、ストレス、喫煙、飲酒などによって引き起こされることもあります。

よくみられる症状は、みぞおち付近の痛みで、食後や空腹時にみられることが多いです。上記以外では、吐き気・嘔吐、潰瘍からの出血、吐血、タール便などがみられます。ひどい状態になると胃や十二指腸に穴(穿孔)が開くこともあります。

大腸がん

大腸の粘膜に発生する悪性腫瘍が大腸がんです。日本で最も患者数が多いがんでもあります。原因は特定されていませんが、高脂肪食や肉類中心の食事、喫煙、飲酒、肥満などの生活習慣が関係しているのではないかといわれています。

主な症状ですが、発症初期は自覚症状がみられません。ある程度まで進行するようになると、血便、便が細い、腹痛、腹部にハリ、便秘と下痢を繰り返すなどの症状がみられるようになります。

先にも述べたように自覚症状が出にくいです。そのため発症初期に気づく場合の多くは、健診で受けた大腸カメラによるものとされています。早期に発見し、切除などの治療をすれば完治することが大半です。50代から大腸がんは罹患率が高くなるので、50歳を迎える頃から定期的に大腸カメラを受診されることをお勧めします。

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