胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)では食道、胃、十二指腸の上部まで観察することができます。咽喉頭(口からのどの辺り)も一部観察できますが、肥満で扁桃が腫れているなどで観察しにくい方もあります。
当院では鼻からの胃カメラ、口からの胃カメラいずれも対応できます。
胃カメラは初めての方、以前胃カメラを口から行い苦しい思いをされた方は、鼻からのカメラをお勧めします。
舌の根にチューブが触れることはありませんので嘔吐反射(オエッとなる行為)は出にくく、検査中に苦しい思いをすることが少ないとされています。また検査中は口呼吸となるのですが、その際に質問や違和感などがあれば、医師に話しかけることもできます。
口からの胃カメラに関しては、チューブが舌の根に触れることになるので、嘔吐反射が出るなどして検査中は苦しくなります。そのため、希望される方には、できるだけ軽減されるよう事前に鎮静剤を投与いたします。
なお経鼻内視鏡での検査を希望されたとしても、鼻孔が先天的に狭い、鼻に病気がある(副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲症 等)、鼻の違和感が苦手といった方につきましては、口からの胃カメラでの検査をお勧めしています。
胃カメラによる検査を希望される方は、あらかじめ日時を予約された方がスムーズです。その際に検査前や検査当日の注意事項についての説明を医師や看護師等が行います。
なお、胃カメラ検査に関する注意事項は以下の通りです。
検査終了後は、以下の点についてご注意ください。